今回も、かなりの好条件が
揃っていたにも関わらず
失敗した事例を確認しましょう。
下記チャートは
セガサミーHD(6460)
日足チャートです。
<ポイント1>
株価が3カ月間かけて大きく下落した後
安値が切り上がっています。
高値は切り下がっており
トレンドラインが収束して
かなりのエネルギーが蓄積しています。
<ポイント2>
トレンドラインを結んだ先端に辺りで
株価が5日線と20日線を長い陽線で
越えて来ました。
その翌日には、60日線も越えて来ました。
かなり手堅い買いポイントですね。
<ポイント3>
3本の移動平均線の上にいたのも束の間、
数日後には、陰線をつけて
3本の移動平均線の下になりました。
この地点で、描いていた動きとは
全く違ったものになったことが確定です。
はじめに自信を持ってエントリーした後
自分が描いたシナリオを違った値動きなった時は
潔く損切りしましょう。
そうでなければ、
飛んでもない損をすることになります。
株に絶対はありません・・・
聞き飽きましたか???
もう一つ、チャート通りにやったのに
失敗した・・・
そんな事例を見ていきます。
吉野家HD(9681)
日足チャートです。
<ポイント1>
高値が一定で安値が切り上がる
キレイな三角保合を形成している
典型的な買いのチャートパターンです
3本の移動平均線が全て上向きなので
強い上昇基調であると読み取れます。
<ポイント2>
ここで世界同時株安の影響を受け
大幅安となりました。
希望的観測を持つのは
トレーダーとしては
やってはいけないことなので
寄り付きで潔く損切りしました。
<ポイント3>
その後、状況が一転し
株価は大幅上昇しました。
この地点で買い戻せなかったか???
後悔しても仕切れません。
損切りをしたことに関しては
しょうがないとして
その後の上昇を見て冷静さを欠くと
買い直すことは難しいですね。
前回までのトレードと
今、目の前にあるトレードは
全く別のものです。
一つ一つのトレードは
独立していまます。
前回までの勝った時の高揚感
前回までの負けた時の失望感
これらは、一切気にしない。
毎回、気持ちをリセットして
新たなトレードに向かいましょう。
ここで学んだことを、
リアルトレードで使えるようになりたい方は