前回まで、N字型のパターンを紹介しました。
下図のようなパターン。
この記事は、N字型を
細分化した内容であると、ご理解ください。
下げが浅いということと
一旦下がった後は
安値が切り上がっていることでした。
今回は、N字型の変形パターンの紹介です。
下図をご覧ください。
「1」から上昇し「2」の高値をつけるところまでは
同じような動きになります。
異なるのは、「2」から「3」に移る過程になります。
普通のN字型パターンなら
はっきりと下押しになるか
横並びで陰線が連続し
弱含みな動きが見て取れ流のですが
”変形N字型”パターンの場合は
「2」から「3」に移る時は
浅いお皿のように”なだらかな曲線”を描くのです。
N字型パターンとの違いは
「2」の高値を付けた後、「3」まで戻る過程で
前半は少しずつ切り下げ
後半は少しずつ切り上げる形になることです。
やがて「3」の地点を越えて
力強く上昇する動きになります。
エントリータイミングは
普通のN字型パターンと同じく
「2」の高値を越えた直後の「3」の地点になります。
手仕舞うのは、終値が切り下がり
株価の上昇が止まってからになります。
ここからは、
”変形N字型”パターンの実例を見ていきます。
以下のチャートは、2002〜2003年の
”りそなホールディングス”の週足チャートです。
この銘柄は、2003年5月以降
大きな陽線を3本付けながら上昇した後
なだらかに下落、上昇しています。
(オレンジ色の矢印の部分)
5週連続の陰線となったのですが、
最初のうちは”切り下げ”気味で
後半は”切り上げ”で陽線気味で
最終的には大幅上昇となっています。
次は、”相鉄HD”の日足チャートです。
この銘柄は、2014年10月下旬以降
1ヶ月以上、上昇してきました。
そして、「2」→「3」へと
小さな足でなだらかに下落し
その後、緩やかに上昇しています。
「2」の高値を越えてから、大幅上昇となりました。
もう一銘柄、見てみましょう。
リゾートトラストの日足チャートです。
「1」の安値、1900円近辺から、
「2」の2400円の高値まで上昇。
その後、「3」の2250円まで緩やかに下落
「2」の2400円を越えてからは
大幅上昇となりました。
赤の5日移動平均線が
緑の20日移動平均線に緩やかに近づき
緩やかに離れて行った後に大幅上昇。
株価上昇の鉄板パターンである
N字型を細かく考察してみました。
下落が浅いこと、下落がなだらかであること
これがN字型で大幅上昇するパターンになります。
自分のお気に入りの技はありますか?
自分だけの勝ちパターンはありますか?
似たようなチャートを、
ご自身の手と目で是非、探してみてください。
この記事をさらっと見ただけでは
本当の力にはなりません。
数ある株価の勝ちパターンの中から
自分は、これが良いというものを見つけたら
そればかりを深く研究してみてください。
ここで学んだことを、
リアルトレードで使えるようになりたい方は
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