利食いはゆっくりと

「利食いはゆっくり、
 損切りは今すぐ」

株に限らず、FXや商品先物等々の
トレーダーにとっては、
非常に有名な格言です。

しかし、
この格言どおりに
実行するのは至難の技です。


株式の売買に何年か関わっているなら
お分かりかと思いますが

株式市場というものは多くの場面において
同じレンジを行ったり来たりする
横ばい期間の方が多いからです。

上昇局面か下降局面が
はっきりと見て取れる時の方が
圧倒的に少ないのです。

にも関わらず、どうして

「利食いはゆっくり、
 損切りはいますぐ」

そういう格言が
長く残っているのでしょうか?

それは、

年に1度か2度あるかないかの
大儲けできるチャンスを逃さない為です。

大儲けは簡単に取れるものではないので
エントリーする前から狙っても
願いが叶うことはありません。

20回やって1度か2度、
それくらいの頻度でやってくる・・・
と思っていた方がいいでしょう。

いつまでも続く上昇や下落はありません。
トレンドの終焉は必ずやって来ます。

その終焉を決めるのは、
あなた御自身ではなく
株式市場そのものが決めます。

難しいことは重々承知の上ですが
利食いは徹底的に遅らせましょう。

これは、過去チャートの検証だけでは
身につきません。

本番で失敗と成功を繰り返す中で
身につけていくものです。

初心者を卒業しているのなら
損切りは出来て当たり前、
利食いの幅が収益に左右することを
お忘れなく・・・

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