今まで、移動平均線の
ゴールデンクロスとデッドクロスを
見てきました。
今回からは、ダブル底パターンを
確認していきましょう。
下記、チャートは
日本カーボン(5302)
日足チャートです。
<ポイント1>
ダブル底が形成されています。
この後、上昇すると仮定した時に
利益目標ラインをどこにするか?
このことを考えることが大事です。
<ポイント2>
ダブル底に現れる真ん中の高値
ここを超えるかどうか?
ネックラインをキチンと引けますか?
ダブル底を形成し、
ネックラインを越えたら買いです。
<ポイント3>
ダブル底での利益目標は、
安値とネックラインの値幅と同じ分を
ネックラインに上積みしたところです。
今回は、目標以上に
株価が上昇しました。
株価の下落シグナルが出るまでは
利益確定を伸ばすことができます。
このような銘柄を探しましょう。
もう一つ、ダブル底のパターンを
確認しておきいきましょう。
下記チャートは
ノリタケ(5331)
日足チャートです。
<ポイント1>
ダブル底を形成しています。
一見、上昇トレンドのチャートに
見えますね。
<ポイント2>
ダブル底形成の上値を
越えることが出来ませんでした。
<ポイント3>
株価がトレンドラインを割っています。
それまでの安値切り上がりの流れが
台無しになってしまいました。
ダブル底のネックラインも
越えることができずに
元の安値近辺まで下がりました。
ダブル底という上昇トレンドの
チャートパターンでも
危険なサインが現れたら
素早く方向転換をしましょう。
今回は、ダブル底の成功事例と失敗事例を
同時に見て頂きました。
株価に絶対はない。
どんなに練習しても
自信過剰になってはいけません。
また、
このダブル底を見る場合に難しいのは
後になって振り返ってみれば
結果的にダブル底だったのに
毎日チャートを見ていても
なかなか気づかないことにあります。
ダブル底をつける前の約1ヶ月間は
急激な株価大暴落。
投資家は精神的なショックが大きく
冷静に株価を見ることができないのです。
その上、株価が上下に激しく右往左往していると
投資家は自分を見失ってしまいます。
後になってから、
「あの時は、チャンスだった・・・」
そう後悔することになります。
これを克服するには
やはり普段から大暴落後のダブル底の形状を
意識的に見慣れておく必要があります。
どうしても勝ちたいなら
1日1回は、大暴落後のダブル底の形状を
探し出して、見慣れるようにしましょう。
そうすれば、ダブル底の右底あたりで
ローソク足が5日線を越えてくれば
買いのチャンスだと気づくでしょう。
ここで学んだことを、
リアルトレードで使えるようになりたい方は