経済ニュース番組で
「戻り待ちの売り」という言葉を
聞いたことはありませんか?
この「戻り待ちの売り」こそが
テクニカル上での「抵抗ライン」と
なるものです。
株価がある一定期間、横這う、
同じ価格帯を行ったり来たりする。
その後、株価が下落に転じた場合
その価格帯で買った投資家は全員、
含み損を抱えていることになります。
含み損を抱えた嫌な気分を味わうと
投資家は、儲からなくてもいい
損にさえならなければいいから
買値に戻ってきたら、一旦売って
現金にして、ホッとしたい・・・
そう考えるのです。
この人間心理の集合体が
大きな売り圧力になります。
これが抵抗ラインの正体です。
このように
抵抗ラインを引くことによって
戻り待ちの売りが出てくるであろう
株価水準が見えてくるのです。
買いは、逆になります。
抵抗ライン(=水平線)は
しっかりひきましょう。
この番外編で、どんどん目を肥やしてくださいね。
さて下記、チャートは
アリアケジャパン(2815)
日足チャートです。
約4ヶ月間、
下落してきましたが
直近の動きは
下げ止まったように見えます。
あなたなら、ここで
買いを入れますか?
それとも売りますか?
トレンドラインや水平線を
引いて考えましょう。
結果は、下落しました。
株価が水平線を
下に割れそうになっていること。
下値が一定に保たれている中
上値が徐々に切り下がっている
下落方向の三角保合になっていますね。
ここでの下値を結んだ水平線は
一度下回ると今度は上値の抵抗線になるので
上がるのが難しくなります。
前の安値が、未来の高値になるのです。
大きく下がった後に
下げ止まっているからといって
安易に買わないようにしましょう。
ここで学んだことを、
リアルトレードで使えるようになりたい方は