毎日のように、どこかの企業が
何らかの情報を発信しています。
業績発表、月次情報、経営計画
株主の移動、増資、自社株買いなどなど
また、数多くの経済指標があります。
日銀短観、雇用統計、住宅着工件数、
鉱工業指数、消費者物価指数・・・などなど、
何十個いや何百個あるかわかりません。
数多くの投資家が、
日々発表される情報を予想し、
その結果に一喜一憂し売買をします。
しかし、ここで
分かっておかなければならないことがあります。
それは、これらの情報が
マーケットを動かしているのではなく、
これらの情報を見た投資家の反応が
マーケットを動かしているのです。
以前にもお話させていただきましたが
一つの事実に対して、
投資家の受け止め方は様々です。
良いように解釈する投資家もいれば
悪いように解釈する投資家もいます。
今も昔も、初心者は
ニュースに敏感に反応します。
その一方、上級者は
一般大衆の反応を気にします。
”うわさで買って、事実で売る”
という有名な株の格言があります。
結果がTVや新聞で発表された時は
「時は、既に遅し」
であることが多いのです。
株式市場は一般大衆の感情が作り上げます。
一般大衆がカンカンの強気になったとき
株価は頂点を付け、その後暴落します。
一般大衆が自暴自棄になって株を投げたとき
株価は底値を打って上昇します。
一般大衆投資家が、
焦って持ち株を売っているとき
こっそりと上級者は買っているのです。
そんな彼らだからこそ、
勝ち組でい続けられるのです。
チャートを単なるパターンとして
捉えるだけでなく
”負けてる人の心理”も考えると
勝てる可能性がグッと高まります。
常日頃、ローソク足から投資家心理を
読むことを習慣にしましょう。