僕の経験談

僕の経験談をお話しします。

2012年11月末、
これからクリスマス商戦本格化という季節。

僕は証券会社の営業マンとして
バリバリだった頃です。

前年に東日本大震災が起こった翌年。
2012年の1年間は、
日経平均は9000円を中心として
プラスマイナス500円前後で推移、
長期低迷相場でした。

新聞や雑誌を始め、
博識な経済学者のコメントは全て
日本経済はダメだ、
日本株は売ってしまおう。
日本株を保有することに何の妙味もない・・・

マーケットは、
そんな悲観的なムードが占めていました。

かなりの長期間にわたって
保ち合い相場が続いている。

ということは

上がるにせよ、下がるにせよ
大きな動きになるに違いない。

また悲観論者が多いということは
何かきっかけさえあれば
日本の株価は大きく上昇すると
おぼろげに思っていました。

しかし、

その相場観に自信があったとはいえ
その相場観を持ち続けることは
出来ませんでした。

なぜなら、周りの同僚が日本株を売却して
トルコやブラジルといった新興国通貨建ての債券を
お客さんに買ってもらって売り上げを伸ばす中
僕だけが、全く動かなくて儲からない日本株を
じっと保有し続けなければならなかったのです。

自分の相場観のために、
同僚と比べて
自分の成績が劣後する。

”それでもいい・・・”

そんな忍耐力を、
サラリーマンの僕は
僕は持ち合わせていませんでした。

次第に、自分の相場観は
間違っているのではないか?

そんな迷いで頭がいっぱいになり
僕も他の同僚と同じように
日本株を見切って新興国通貨建の債券を
お客様に勧めるようになりました。

2012年12月、この月は僕にとって
2つの事で、忘れらない月になりました。

一つは、僕が日本株の保有を諦めた月。

もう一つは、この月を境に
日本株が大きく上昇し始めた月。

そうです。
アベノミクスがスタートしたのです。

僕は、これから上昇するという時に
お客さんの日本株のポジションを
手放してしまったのです。

僕の事前に立てた予想は見事に当たった。

しかし、最後の最後で
日本株のポジションを手放してしまった。

あの時、もう少しだけ我慢いていれば・・・
相場の世界に「たられば・・・」は禁物ですが
悔しいやら情けないやら・・・
一生忘れられない月になりました。

あなたも僕と同じように
予想は当たっているにも関わらず
ポジションを持っていなかったり
怖くて早めに手仕舞いしてしまったという
経験はないでしょうか?

トレードやっていると、
アレコレ考えがブレます。

株式市場を動かしているのは人の感情で
ローソク足は、人間の煩悩の塊を表しています。

人間の感情に惑わされない。

”あらゆる感情”から
開放されることが大事。

株式トレーダーを悩ませる
”様々な感情”から自由になること。

機械的にロボットのように
感情を消してトレードをすれば
末長く株式市場に生き続けることができるのです。

株トレードに幸あれ!

タイトルとURLをコピーしました