真面目に勉強しても勝てるわけではない
あなたは今までに、株で勝つために、
たくさんの勉強をしてきたのではないでしょうか?
動画を見たり、本を買って読んでみたり
株式投資スクールに通ったことがあるかもしれません。
それなのに、思うように勝てない???
そんなことは、ありませんか?
ファンダメンタル分析、チャート分析、心理分析など、
株式市場には数多くのノウハウが存在します。
僕たち個人投資家は、株式市場で生き残るために、
数多くの知識を勉強します。
その豊富な知識を武器に、
株式投資で何としてでも勝とうとするのです。
武器を持っていない個人投資家は
株式市場で生き残ることができません。
武器を持たないで、戦場に出向いてもやられるだけですね・・・
それと同じです。
株式投資の世界では多くのノウハウを身につけた、
勤勉で、真面目な投資家が数多くいるのです。
しかし、蓋を開けてみると、勝てない。
勝てない投資家には、
このように勉強熱心な人が多いという事実があります。
僕は28年間、証券会社に勤務していた関係上、
多くの頑張ってるけど、勝てない投資家を数多く見てきました。
負けてる投資家には、「何も知らない」初心者よりもむしろ、
勉強熱心な投資家の方が多いことに僕が気がつきました。
勉強熱心な投資家は、相場に関する知識は膨大です。
それなのに、彼らの大半は負けます。
しかも、結構な金額を失います。
意外に思うかも知れませんが、
彼らは知識が膨大だからこそ、負けているのです。
なぜ、このようなことが起こってしまうのでしょうか?
株式市場に正解はないということを知っていますか?
勉強熱心で真面目で知識が多い人ほど
負けてしまう理由・・・
それは、そのような方ほど
「株式市場は不確実である」ということが腑に落ちておらず
株式市場に、答えを求めてしまうことにあります。
「そんなことは、分かっているよ」という投資家ほど、
数多くのノウハウを学び、株式市場に答えを求めるようになるのです。
株式投資を始めて間もない初心者の投資家は
なぜかよく勝ちます。
いわゆるビギナーズ・ラックというものです。
しかし、その時にはビギナーズ・ラックだとは微塵にも思わないのです。
株式投資なんて簡単だ!自分は株式市場を制覇したとも思ってしまうのです。
当たり前のことですが、
そんな勘違いをした個人投資家がずっと勝ち続けることなどできません。
遅かれ早かれ、必然的に大負けがにやってくるのです。
その後「自分は株式市場を全くわかっていない。勉強が足りない」
そう思い徹底的に株式市場の勉強するようになるのです。
株式市場全般について、さまざまテクニカル分析
ファンダメンタル分析、心理学、資金管理・・・
何の知識も身につけていなかった最初の頃とは違い
とてつもなく莫大な「知識」を手に入れるのです???
当然、それまでよりも勝てるようになるだろう、
そして、負けた分を取り返すことができるだろうと期待してしまうのが人間です。
しかし、結果は逆で、以前よりも勝てなくなってしまう・・・
その答えは???
ありもしない「株式市場の正解」を探すことに労力を使っている
からです。
「株式市場に正解はない」ということを
一刻も早く腑に落とさなければなりません。
株式投資で勝つために勉強した知識が、
逆に負けるための勉強になる。
これこそ本末転倒ですね。
まずは、株式市場に向かう心構えとして
株式市場がいかに不確実であり、
その中で正解を求めることが、いかに無駄なことであるか?
それを理解した上で、どうしたらいいか?
このブログで紐解いていきますね。